小委員会

性差別問題小委員会

主な開催集会など:学習会

活動内容:
今期委員会は2001年6月に発足したが、同年4月に神戸地裁尼崎支部に提訴された「教団内で起きたセクシュアル・ハラスメント訴訟」に委員が傍聴することが活動の第一歩になった。原告の受けた心の傷が一日も早く癒されることを祈りつつ、毎回の審理に委員が傍聴し、その後開かれる支援集会にも出席して、各地の支援団体と活動内容を紹介し合い、多くの方々の支援を呼びかけている。
2001年11月には、教会における性的役割分担をテーマとした「あたりまえてなんやろ?」との標題の学習会を開催し、委員が発題し、参加者全員で分団協議を行った。アンケート結果などによると、教会の役員の男女比や掃除、料理などの役割に関してまだまだ古い体質の教会が多いことが分かった。2002年3月には「セクシュアル・マイノリティー、セクシュアリティーの多様性について」のテーマで小林昭博氏を講師に招いて学習会を開催した。同性愛者や性同一性障害者などへの差別や偏見を教会の中でも少しずつ取り除くことが目的である。又2002年7月には「教会はだいじょうぶ? ~考えよう、教会でのセクシュアル・ハラスメント~」の学習会を開催し、委員が発題、質疑応答を行った。ともすれば「聖域」、「特殊な世界」と思われがちな教会で、セクシュアル・ハラスメントが行われている現実は非常に重いもので、黙って見過ごすことは許されないことである。
このような活動を通して知らされたことは、これらすべては実は教会の中の非常に身近な問題であるということである。どうすれば教区内のより多くの信徒や教職の方、教会婦人会連合の方に参加して頂けるか、テーマ、会場や時間帯、アピール方法などを検討することが今後の大きな課題である。

 

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